虫歯になったときのあの銀色のインレー(詰め物)やクラウン(かぶせ物)が気になる・・・。
そんな方は意外と多いことと思います。セラミック(陶材)の素材を使えば機能的で丈夫な白い歯を手に入れることが出来ます。ここではそんな白いインレー(詰め物)、クラウン(かぶせ物)の素材となるセラミックの治療についてご紹介します。
歯にできた虫歯が比較的小さくその範囲が狭い場合やもともと治療済みで金属などを詰めてあるものを詰め替える場合などで健全な部分が多く残っている場合に行う治療方法です。
歯にできた虫歯が比較的小さくその範囲が狭い場合やもともと治療済みで金属などを詰めてあるものを詰め替える場合などで健全な部分が多く残っている場合に行う治療方法です。この方法のメリットは歯を削る量が少ないことと残っている歯の色と同じような色の詰め物ができるために金属の詰め物のように見た目を損ねることがないです。
●セラミックインレーのメリット・デメリット
・メリット |
・歯を削る量が少ない
・残っている歯の色と同じような色の詰め物ができる
・金属の詰め物のように見た目を損ねることがない |
・デメリット |
見た目はきれいに仕上がるが、保険外治療のため保険適用のインレー(詰め物)と比べ、コスト的に高くなる。 |
その名の通り、歯にクラウン(王冠)を被せることからクラウンと呼びます。セラミッククラウンはより天然歯の色に近い歯の色を再現することが出来ます。 歯の全体を約 1〜1.5mmほど削り、その上にセラミックのかぶせもの(クラウン)をかぶせる方法です。
●セラミックインレーのメリット・デメリット
・メリット |
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治療後の変色もなく歯の色や白さを自由に変えることができる |
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虫歯などにより失われた部分が大きい場合でも行える |
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ラミネートベニアによる治療法に比べ歯の形も大きく変えることができるので、ある程度までは歯並びやかみ合わせも整えることができることです |
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・デメリット |
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歯を削る量が多く、神経のある歯の場合には知覚過敏の症状が出る可能性がある |
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場合によっては神経を取らなければならないことがあります |
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検査を行い、既存のクラウンから型を取ります。この型は新しいクラウンの製作に使用されます。 |
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天然歯に最小限の形成または調整を行います。そこに仮の歯を装着します。 1 週間ほど後、最終的なクラウンをしっかりと装着します。 |
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天然歯と同様な新しい歯を得ることができます。歯科医師や衛生士がお勧めする通常の手順で歯ブラシやフロスによるお手入れをしてください。 |
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セラミック(陶材)は、天然歯の色調や質感をより自然に再現することができ、口の中での変色や磨耗がなく、からだにもやさしい材料です。そのセラミックを七宝焼きのように、土台となる専用の合金にしっかり焼付けて結合させて強度を出だしたものがメタルボンドです。
●メタルボンドのメリット・デメリット
・メリット |
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色が歯に似ているので見た目が良い |
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中身が金属なので割れにくく、ほとんどの部位に使用できる |
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中身の金属に貴金属を使用すれば、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性が低くなる |
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・デメリット |
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中身の金属に金銀パラジウム合金などの保険の金属を使用した場合には、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性が高くなる |
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裏側からは金属が見える |
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保険外の治療なので、値段が高い |
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色調はオールセラミッククラウンに劣る |
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CASE01 |
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術前 |
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術後 |
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こちらの患者様はセラミックブリッジを装着することにより機能、審美性を回復しました。 |
CASE02 |
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術前 |
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術後 |
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前歯部をセラミッククラウンを装着することにより、審美的、機能的な回復を図りました。 |
CASE03 |
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術前 |
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術後 |
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黄ばんだ歯をセラミック治療によって綺麗な見た目にしたケースです。 |
CASE04 |
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術前 |
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術後 |
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こちらの患者さまは、まず歯周病治療をおこない、機能しない歯を抜歯し、歯並びを矯正しました。最後はメタルボンドブリッジを装着しました |
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